| ★ 2 September 2004 Freitag Prof. Reinhard Sternerと再会 in Regensburg & Uni |
昨日の長時間の移動の疲れもあったので朝は少しのんびり。ここのIbis HotelはHamburgとちがって普通のIbis（Hamburgは少し広くてほんの少しだけ贅沢な気分になれる）。朝食も普通で、おかずは種類が少ない。でもLeverwurstやトマト、キュウリがあった。野菜があるのは珍しい。 午前中は街の散策。RegensburgにはDomがある。ケルンのにはかなわないけど、何となく似てるかな。決して大きな街ではないのだけど、Altstadtは充実していて、ほどよい感じ。Bonnと同じくらいかなぁ。足はまだまだすごくいたかったけど、捜し物（昨年苦労して日本に持ち帰ったのに使った途端壊してしまったFeuerzangenbowleのガラスのボウル）があるから観光がてら買い物に歩く歩く。Kaufhof発見。地下にはEDEKA（スーパー）あり！！きゃー、大好きなEDEKAだ！結局このデパートでは発見できず、スーパーで色々懐かしい食料を買い物。ここは移動の最終地でもあるので、そろそろお土産とかかっとかないとね。足が痛いのに大量に購入。Hotelまでの道のりが遠く感じる。お昼ご飯はご当地ものを飲食したいなとRatskellerへ。Medaillon mit Bayernwildpilzesausse und Spaetzle（バイエルンのキノコソースがけの豚肉とシュペッツレ）と地ビール。シュペッツレはder Ownerが食べたかったんだって。 その後、HotelでReinhard（der Ownerのケルン大時代のボス）と待ち合わせ、再会。そう、ここに来た最大の目的は、Reinhardに会うこと。彼は春に学会のために来日予定だったのだけど、諸事情により来れなかった＆我々帰国後にケルン大からRegensburg大に移り、新たに大きなラボを立ち上げたのだ。というわけで、ラボを訪問しに来たのだ。やぁ、ひさしぶり！「お茶をしてからラボに行こう」ということで、もう一度Altstadtへ行き、Haidplatzという広場にある”Goldeneskreuz”という有名（らしい）Cafeでお茶。このお店は元々16-17世紀頃出来た”zum Goldenen Kreuz”という名前のGasthof（ミニホテル？）で、その昔ドイツ国議会に参加する際、皇帝カール五世が定宿にしていて、最後の滞在の時、若いRegensburgの女性Barbara Blombergとここで夜を共にして子をもうけたそうな。とにかく、名所なんだそうで。どんなに名所でも、外でお茶して蜂がぶんぶん飛んでくるのは快適ではなかった（苦笑）。その後、バスで大学のラボへ。たまたま休暇とっていていなかった人もいたけど、懐かしい顔もいた。そうそう覚えてるよ！やぁ！Regensburg大学は割と新しい大学で、ドイツにしては珍しいキャンパス型の大学。OwnerとReinhardが研究のお話を始めたので、私は学内をふらふらしようと思ったのだけど、「大人しく座ってなさい」とOwnerにいわれてしまい、隣でちょこんとラボ内に散らかってるチラシとか見ながらお利口さんにしていた。その後、Regensburgerdult（年の市？）というお祭りへラボの人たちと行く。Bayernの人たちはKoelnのグラスとちがってビールの単位が1l（Massという）！一人一個頼み、大音響と共に盛り上がる。とくにこの夏ヨーロッパを一世風靡した『dragostea din tei』（o-zone）という曲がかかるとみんなの盛り上がりはいっそう増した。ラボの子が「この曲は今年ものすごくはやったのよ！」とわざわざ教えてくれた。日本ではほとんど知られていなかったが、実は私はこの曲は知っていた。日々Radio Koelnを聞いていたからね。初めて聞いたのはこの曲の替え歌で”Rudi Voeller"の応援歌だった。というわけで、なんかすごく嬉しくなって、CDを買っちゃったよ（笑）。20:30頃、あまりに疲れてしまったので、お先においとました。バタンキュー。後で聞いたら、その日みんなは終わるまでいて、帰宅したのは0:00だったとか。よかった、早めに帰ってー。ak |
| ★ 1 September 2004 Donnerstag nach Regensburg |
我々はドイツではIbisホテルに泊まる事が多いのだけど、かなり大きなチェーンホテルなので基本的にはどこでも朝食は同じ物がでる。でも、たまにご当地物なのか、変わった物が置いてあることがある。Hamburgはなかなかの大きい街で、港町でドイツ国内にしては魚が豊富。そのためか、ニシンの酢漬けのサラダなどがあった。一般的な日本人の口に合うかどうかはわからないし私は酸っぱい系の物は割と苦手なのだけど、これが予想外に美味しいと思った。日本のお酢と違ってこちらのお酢はさっぱりと鋭い酸味（日本のは舌にまとわりつくようなもったりとしたマイルドな酸味）なのだけど、そんなにきつくなくていい。同じドレッシング？で和えたサラミのサラダもいける。これはちょっくらラッキーだったなとおもう。最後にヨーグルトを食べるのだけど、その時そばにあったマンゴーピューレを入れてみたらこれまた良い。うーん、いつもこうだといいのにな。 今日はRegensburgへの移動日。朝、チェックアウト後、荷物をHbfのロッカーに預けて、der OwnerはHarburgの学会会場へ、私はHamburgの市街をふらついてからHarburgへ。ポスターを剥がすのを手伝い、お昼を食べた後会場を後にし、買い物（カーデガン購入。本当はコートを買うつもりだったのだけど、時期がはやくてまだ気に入ったのが見つからなかった）。その後、Hbf.からICEでNuernbergへ。電車は割と空いていて、我々が予約したのはたまたまコンパートメントの席だったのだけど、ほとんど二人っきりで超快適。その後ICに乗り換えてRegensburgへ。着いたらすっかりどっぷり夜(pm10:00)になっていた。もう時間も遅いし、Altstadtまでいく元気はないので、HotelのRestaurantで済ますことにしたのだが、このホテルにはRestaurantがない。線路をまたぐ大きな橋を挟んで向こう側にはもう一つIbis Hotelがあって、そちらまで食事に行った。つかれた。ak |
| ★ 31 August 2004 Mittwoch Hannover & Celle |
今日は一人でプチ旅行。一番の目的地は、前から行ってみたかったのでCelle。でも、電車(ICE)の乗り換えの関係で一端ちょっと先のHannoverまで行かねばならなかった（つまり、名古屋(Hamburg)から横浜(Celle)に行くのに、東京(Hannover)まで来て戻る）ので、ちょっと下車して一時間だけ観光。 Hannoverには、観光用に赤い糸と呼ばれるラインが引かれていて、それをたどっていけばだいたいの観光スポットを回れる様になっている（所要時間二三時間？）らしい。でも、私にはそれだけの時間がなかったので、観光案内所で地図を手に入れた後、とにかく、歩く歩く歩く歩く歩く！ひたすら歩き、ひたすら写真を撮る！典型的日本人な観光（笑）。地図を見ながら回ったのだけど、やはり方向を間違え、結局Rathausには行き損ねた。残念。 その後、ICでCelleへ。ところが、Altstadtは駅からから一キロほどの所にあるため、これまたとにかく看板見ながらひたすら歩いて到着。っこのお店は（ほぼ）全てが木組みの家で、メルヘンの世界から飛び出してきたよう。木組みの家の上階が下階より飛び出てるのは、昔は一階の面積で税金を決めて徴収していたからだとか。ふーん、色々工夫してるのね。本当に古いおうちもあるのに、とてもかわいくて、来てよかったなぁと思う。二時間ほどふらふらと歩きまわっていると、突然雨が降り出した。今日は傘持ってるもんね〜。多くのヒトがお店の軒先で雨宿りしている前をざぱざぱと通り過ぎる。ふふふ。しかし、この時点で既に足は痛い。うぅ。そうこうしているうちに電車に乗らねばいけない時間になってしまった。あわてて駅に戻り（足が痛いのを我慢して必死に歩く！）、Hamburg Hbf.へ。で、駅で買い置きの為の水を探したのだけど、見つからず。でももう時間が迫っていたので、1lで妥協して一端Hotelへ。 夕方、学会のレセプションパーティーがあるので、あわてて支度をしてTUHHへ。学会会場からレセプション会場へはバスで移動なので、待ち合わせに間に合わないとTour Busにおいて行かれる。つまり、夕飯食いっぱぐれるというわけだ。しかし、間に合いそうもなかったので、一個手前の駅Harburgの駅からタクシーでTUHHに向かう。ところが、このトルコ系の運ちゃんがやる気なし。でも何とか本当にぎりぎりで間に合い、der Owner発見。うぅ、怒ってる...。ごめんなさいぃぃ。バスで移動した先は船着き場。一昨年と同じところだ。乗船口にはブラスバンドが歓迎の演奏をしている。今回は前回と違って船上パーティーではなく、レストランでやるという話。どうやら船でそこまで移動するらしい。ブラバンの、決して心地よいとはいえない大音響をBGMにお酒を飲みながらHamburg名物？エルベ川遊覧をしつつ二時間ほどかけてBlankeneseのあたりに到着。そこからはバスでSuellbergという高級そうなRestaurantへ。ところが、細い道に大型バスが何台も入っていったものだから、道がふさがれて大渋滞！少しは頭を使おうよ...（苦笑）。今回はバイキング形式ではなく全員着席。基本的にはどこに座るべしかは決まってないので先生の側に座りたい気持ちがちょっとあったのだけど、先生はエラーイ先生方テーブル（席が決まってる）に行かなくてはいけなかったので、我々二人だけで仕方なく空いていた中国人テーブル座った。料理はなかなか出てこない、オードブルは全く来なくて食べ損なう、やっと出てきた料理はまずくはないけど美味しくもなく、テーブルの中国の方々もなんかすごく感じ悪いし、さっさと帰りたくなった。途中で帰ることも考えたのだけど、その時は自分たちのいる場所もよくわからなかったし、もう真っ暗だし、我慢。だから、久々にちょっとだけ多めにお酒飲んじゃった（笑）。デザートのケーキは、日本の物ほど美味しくはなかったけど、ドイツにしちゃ美味しかったかな。そんな我々がつまらない時間を過ごしているの間にはシャンソン歌手が二回ほどLIVEを行っていた。ふ〜ん、あっそう。まぁ、こういう状況でなければ結構酔いしれて聞けたけどさ、もう結構相当”きてる”のよね。ぶちっとね。阻止手やーーーーーーーーっと終わったのは夜中の十二時十五分頃。真夜中じゃん！これってドイツのパーティーでは普通なの？！途中で下船できただけ前回の時の方がまだましだっ！ 帰りはそれぞれ方向別(Hbf.行きとHarburg行きがあった)にバスに分乗。我々はHbf.側のホテルだから当然のようにHbf行きに乗ったのだが、Hbf行きは六台中たった一台しかなく、Hbf行きを希望していたほとんどのヒトは当然乗れず。そこで急遽Harburg行きの何台かがHbf行きに変更になったという話だったのだが、我々がam1:00にHbfに着いて周りを見渡しても他にバスは来てない。え？まさか？！うーん、残りの人たちはどうなったのだろう？もしかしてHarburgに戻った？そうよね、運転手はドイツ人だもの、そんな臨機応変に対処してくれなくてもおかしくない。パーティーのつまらなさに怒って、帰るとなった段階ですぐ会場から出てきたのが功を奏したかもしれない。ak |
| ★ 30 August 2004 Montag / august 30 mandag 2004 nach Daenemark 遠足 |
デンマークへ国境越えしてみることに。今回は海を電車でこえるのだ。そう聞くとまずKopenhagen-Malmo間のように海に橋が架かっていてそこを電車が走るとお思いだろう。しかしそうではない。電車が船に乗ってしまうのだ！今でこそトンネルが出来てしまったけれど、かなり昔、日本にもあったらしい。昔は青函連絡船に乗っていたものと思われる。で、まず、学会会場のInternetコーナーでDBのHPをチェック。しばらく時間がありそうだったので、Harburgの街をぶらついた。Karstadtで買い物したり、Nordseeでお昼買ったりお茶したり...。今までHarburg Rathaus（TUHHの最寄りの駅）からTUHHまでいつも直行していたから、こんな街があるなんてしらなかった。 その後、Hbfに戻り切符購入。念のため座席の予約をしたのだけどこれがよかった。われわれが乗ろうとしている『船に乗る電車』で国境越えをする場合、その区間は絶対予約が必要なのだそうだ。これは知らなかった。よかったー。席に座ると、お隣は優しそうな体格の良い女性。慣れた様子。あちらの方なのかな？里帰り？でも、ドイツ語新聞読んでる。きっとお子さんとか親戚がいるんだろうな。何となく安心。電車はどんどん北上、それに従ってどんどん田舎に入っていく。この風景はもしかして北ドイツの田舎特有の雰囲気なのかな。本当にのんびりしている。南と違って北は本当に平坦でだだっ広い。途中橋でFehrman島にわたった。およそ二時間で国境の駅Puttgartenに到着。電車の先頭の目の前は海。船が停泊している。普通、海辺の町には何かしら小さな見せ店が多少あったりして、ヒトがのほほんと歩いてたりするイメージがあるのだけど、電車の中から見る限り、この駅の周りにはほんっっっっっっっっっっっっとうに何もないようだ（以前ネットで調査済み）。本当にこれだけの町なのね。これは町じゃないよ、ただの....................何もないところのバス停みたいな感じ。しばらくして何事もなかったようにドアは閉まり、電車は海の方へそろそろと動いていく。すぐに船の口に本当に入っていった！これって、陸の線路と船の中の線路をぴったりあわせるのって、すごい至難の業だよね？！ちゃんと合ってないと脱線しちゃうもんねぇ。この船の操縦士さんって、すごい！！ 電車は船の中に無事に乗り込み、ドアが開放された。我々も船のデッキの方へでることができた。船内はちょっとした豪華客船？な雰囲気で、レストランや免税店やいろいろなお店、両替所まであった。Euroもデンマーククローネ(DKr)も両方使える。レストランはデンマーク式で、多くのヒトがここですごい勢いで食べてる。あ、もしかして、電車に食堂車がないから？！スモーブロー（デンマーク風オープンサンド）があった！これ食べてみたかったのよねぇ〜。でも、電車の中でお昼ご飯を食べたばかりだったので、帰りに夕飯代わりに食べることにしよう。デッキに出ると、そこはバルト海。後ろはPuttgarten（ドイツ）で前の方にはデンマークの陸が見える。船が大きい為か、予想外に揺れない。いいね。ふと見ると、一人の日本人の男性がいて、声をかけられた。「あ、シャッター押してくれませんか？」喜んで！やはり思うことは一緒なのだね。でもこの方はコペンハーゲンまで行くのだろうか？乗船時間はおおよそ四十分。横須賀ー木更津位かな？船はデンマークの国境の町Roedbyに着岸。そのまま線路ににょろにょろと出た。ほっほう。で、ほんの100m位走って電車全体が下船したところがまさに駅。我々はこのRoedby Faerdeの駅で降りた。周りを見渡すと、駅前にバス停があるものの、すぐに居たバスは行ってしまった。そして他にはやっぱり何もない。でも、どうやらちょっと歩いたところにHotelが見えた。なので、Hotel目指して歩き出した。途中の地図をみるとこのRoedbyは、ここからすぐの所にRoedbyhavnという小さな村があるが、中心地はちょっと離れたところにあるらしい。船の中でDkrに両替してはいたし時間もあったけど、帰れなくなると困るから、とりあえず近くの村の方へ行くことにした。 Roedbyhavn（ロドビー港？）の村はとても小さく素朴で綺麗でかわいい村。ドイツの小さな村とはまた少し雰囲気が違う。こんな所に住んでみたいなぁ。とても静かで、歩いている人はほとんどいない。まだ夕方なのに。少し行くと、居酒屋があってあいていたのだが、客が居る様子はない。隣？にはジューススタンドがあったのだが、若い子達が少々いただけ。それもすぐに帰ってしまった。その向こうにスーパーがあり、その小さな駐車場はガソリンスタンドも併設？していた。さすが、小さな村！実はこの時点で既に空の模様がおかしく、本当はもう少しふらふら歩き回ってから入ろうと思っていたのだけど、私が傘を持ってなかったので入ることにした。中には薬も売っていた。この店でまずびっくりしたのは、営業時間。月〜木が9:00-17:30、金曜が9:00-10:00、土曜が8:30-13:00なのだ。何で金曜日が一時間しか営業してないの？？？これって、デンマークでは普通なの？？さらに、当然だけど表示は全てデンマーク語でドイツとは品揃えは違った。折角両替したので、ジュースでも買ってみることにした。レジのおばさんも感じよく、しかもドイツ語が通じたのでたすかった。デンマークはどちらかというと英語の方が通じやすいと思っていたのだけど、まぁ国境の村だからね、ドイツ人もいっぱい来るんだろうね。 外へでようとすると、激しい雹&雨が降っていた。地元の方々は車で来ているのだけど、それですら帰れないでいた。わぉ！しばらくお店の軒先で雨宿り。しかし全然やむ気配なし。仕方なくスーパーの中に戻り、傘を購入。念のため両替した20Euroの大半を傘に費やす(涙)。村の散策を諦め、駅(兼フェリー乗り場)に戻る。と、しばらくすると、あれだけ激しかった雨がやんだ。予約をしないと海を渡れないことは前に書いたけど、実は、我々が到着した後、次の帰りの電車は一時間半後。残念ながら予約が一杯。仕方なくさらに二時間後の電車を予約。つまり、このRoedbyに三時間半滞在しなくてはならないのだ。大きな町だったらこれくらいが丁度良いのだけど、ここは特に観光名所でもない何もない小さな村。素朴な雰囲気だけを味わうには、三時間半は長すぎる。あぁ、これだったら中心地までバスで行ってみるんだった...。そしたらもう少し違った展開になったかも...。まだ明るいし、もう一度村に戻るという手もあったのだけど、 もう既にずぶずぶの濡れ鼠だったし気力もなかったので、そこで時間を潰すことにした。しかし二時間以上何もすることがない。とりあえず、予約を取り損なった電車をモデルに、電車が船に乗るところを写真や動画に収めることにした。二人で撮って居たら、駅のお姉ちゃんにDer Ownerがものすごい剣幕で怒られた。でも、特に"この先行っちゃいけません"という案内板も何もなかったただのホームの舳先から撮っていたので、絶対問題はなかったはず。多分、我々が勝手にホームから降りて船に乗り込むように見えたらしい。まぁ、東洋人は怪しく見えるんだろうね(ちなみに苦労して撮ったこの動画はこの後すぐ間違えて全て消してしまった・涙)。そして、残り二時間、あまりに暇だったので、二人して私の持っていたパズルで時間を潰す。 待合室には我々だけということも多々あり。その間船がでたり着いたりしたのだけど、観察してみると、降りてくる人たちはみんな船の免税店でビールやジュースを箱買いして降りてくる。それは後に気がついたのだけど、両方向で行われている。やっぱり免税で安くなってるのかな。でもあれ？デンマークは通貨統合はしてなくてもEUだったよね?EU内でも免税ってあるの??? やっと電車の時間。とりあえず駅から電車に乗って、すぐ乗船。お腹も減っていたので、スモーブローを目指してデッキにでる。ところが、この船はドイツ風の船、つまり、スモーブローじゃなくて、シュニッツェルの船だった.......。すっごくたべてみたかったのに、食べ損なっちゃった。悔しい。その後、無事Hamburgに戻ると、既に22時は過ぎていた。こんな時間では夕飯を食べるところがない。探しに行く元気もない。なので、とりあえずいざというときのために駅でピザを買ってホテルに戻ったのだけど、ホテルのレストランはぎりぎりで閉店してしまっていた。あぁ。というわけで、ピザを一枚ずつ食べてひもじい夜を過ごしたのでした。とほほ。 |
| ★ 29 August 2004 Sonntag nach Hamburg |
今日は目的地Hamburgへ移動。さすがの時差ぼけの為、早朝六時起き（私（達）にとっては超早朝）もなんのその。日本はそのころ午後一時だもんねぇ。当たり前か。一端Frankfurt Flughafen -Fernbahnhof(フランクフルト空港-遠距離線駅)へ。ZentrumでGerman Rail PassをValidate（有効化？）＆ICEの席の予約。電車までに時間があったので、その後、空港までさらに戻り、朝食。時間が限られていて焦っているのに、担当のウェイトレスさんはなかなか来ない。さすが、”これぞドイツ”を実感。 運良く乗り換えなしでいけるICEに乗り、いざHamburgへ約4時間の旅。ところが、予約してある席にはよそ様が座っている。ここは当然ドイツ式に遠慮せず「ここ、予約してるの、どけ」。おばさんとお姉さんは素直にどいてくれたものの、じいさんは文句たらたらでいっこうにどこうとしない。移動しても、我々が予約してある席を移動するだけ。そこで、空港駅から乗ってきた日本人旅行者を可哀想に思ってくれたのか、おばさんが一生懸命説得してくれて隣のボックスに何とかどいてくれた。同行者と思っていたのだけど、どうやら違ったらしい。おばさん、ありがとう。途中、日本人のおばさまが乗ってきた。荷物の置き方（邪魔になるといけないので、der Ownerが”棚の上に乗せましょうか？”とドイツ風に申し出たのだけど、遠慮されてしまった）やEuropassを持っていたこと、ICEの運行予定表をものすごい一生懸命見ている様子とかからあまり馴れてないかたなのかな？と思ったのだけど、途中検札が来たとき、べらべらのドイツ語で質問をしていた。なーんだ、ベテランじゃないか（笑）。道中、日本風（＝お互い関心を持たずに喋らない。ドイツ在住だと、日本人を見るとつい嬉しくて喋ったりすることもある）。しかし、袖すり合うも多生の縁、あちらが我々よりも前の駅で降りてお別れした時は「さようなら」と声をかけてくれた。いいもんだね、国外の旅行って。 Hamburg についてすぐ本当はHotelに入りたかったのだけど、チェックインにはまだ早かったので、駅のコインロッカーに荷物を預ける。そして、学会会場へ...となればよかったのだけど、私のわがままでミュージカルを見に行くことにした。実はそのために早朝でたのである。私自身の旅の目的の一つでもあったのだ。へへへ。ただ、チケットは当日購入の予定だったので、もし無ければあきらめなくてはいけない。今回、日本で仕入れた前情報によると、ほとんどの作品は当日までに確実にチケットは売り切れている。しかし、この作品はどうやらチケットはありそう。もしかして人気無い？？？劇場はNeue Floraで、以前Mozart!を見に来たことがある。そのときは主催のStella（という会社）が倒産して打ち切り予定の上演だったので、チケットが激安だった。今回、当日券だったからか？一番良い席を買ったにもかかわらず少し安かった。ラッキー。で、劇場のある駅へ急ごうとした瞬間、まさにHbf駅構内の目の前にチケットブースを見つけてしまった！そうだーっ、ここにはそういうものがあったんだーーっ。そう、この街はドイツ国内でもミュージカルのメッカの一つ！早速、窓口のちょっとかっちょいいお兄ちゃんに聞いてみる。目当ては”Tanz der Vampire”（バンパイアのダンス）。以前、StuttgartでCATSを見たときに隣の劇場で上演されていたもので、Wien発のミュージカル。やっぱりヨーロッパ（特にドイツ語圏）発のミュージカルを見たかった。やっぱり（作品が作られた）現地の言葉での上演のものを見たかったというのが一番かな。歌や歌詞の音の響きがやはりオリジナルと翻訳物では違うからねー。ちゃんと韻を踏んでるし。日本で見れるものや、そのうち日本にも来そうなもの、ブロードウェイやロンドンで見たいものを除去するとこの作品しかなかったというのなきにしもあらず（Essenで上演中のAIDAを観にいってもよかったのだけど、さすがにちょっと遠いのであきらめた）。感想は、歌とか舞台装置などはよかったと思うのだけど、話の”おち”があまりよくなかったのが残念。「なんだよー、そういうおちかよっ」って感じ。でもまぁ、いいか。ミュージカルのページで後日、もう少し詳しく思い出して書きます。 その後、Hamburg Altona駅からS3で約20分で学会会場TUHH(ハンブルグ工科大学）のあるHarburgへ。ここも以前同じ学会で来たことがあるのだけど、間違えて一個手前で降りてしまい、かなり遠回りする羽目に。そうじゃなくてもだるかったのに...。当然予定より遅れて到着したのだけど、基調講演がかなりのーびのび（最後の人が＋αのヒトを勝手に舞台上に持ち上げ、話し始めた。ちなみに、酵素の話だったのだけど、かなり薄ーい薄ーい内容だった）にのびていた為、Welcome partyには余裕で間に合った。ふぅ。 partyは前回と同じ、Mensa (学生食堂)でBuffetスタイル。der Ownerのラボの大ボスとその大ボスのお友達のFrau Prof. Dr. Littlechild先生(aus England)と一緒にテーブルを囲んだ。お二人の先生は、当然偉い先生方なので、世界中にお知り合いもたくさんいる。また、知り合いでなくても、”知り合いになりたい人たち”が群がる。宴もたけなわな頃、お二人の先生はお酒やお食事を取りに行ったらあっちの方でとっつかまってしまい、帰ってこなくなってしまった。待ーてど暮ーらせーど帰ってこない。我々二人、寂しくなったと疲れていたのもあって、ボスに一声かけてことわってから帰ることに。そして、Hbfで荷物をとって、やーっとホテルにチェックイン。御用達のIbisホテル。もうね、すんごく疲れてしまって、さっさと寝ました。えぇ。ちょっとハードすぎ？ |
| ★ 平成十六年葉月廿八日土曜日/ 28 August 2004 Samstag nach Frankfurt |
久々の渡独。帰国時はあれだけイヤだった飛行機も今は楽しみ（あくまでちょっとだけ）。独逸行ったらやりたいこと、ほしいもの、いっぱい。でも多少不安はある。退院以降初めての長旅。ましてや外国で長時間の飛行機。体調は崩さないだろううか、腹痛は？しかしそこは独逸。きっと何かあっても何とかなるだろう、と腹をくくる。外国だけど、外国じゃない（笑）。幸いしたのは何よりも自分が渡独をものすごく楽しみにしていること。不安な気持ちに勝っている。だから、過剰な緊張はない。とにかく楽しみ。 朝早く家を出て成田へ。今回は荷物が少ない。成田に着いてすぐカウンターでチェックイン。なんだかものすごく混んでいる。やはりOlympicの影響？やっと順番が回ってきた。するとさらりと「満席ですのでお席をビジネスで用意させて頂きました」とのこと。der Owner途端に顔がにやける。これっ、もう少しすかした顔が出来ないかね（笑）。私も当然嬉くて思わず、「助かります」。まいっか。実は、まえからder Ownerは「ランクアップ無いかな」と言っていた。というのも、今日の便が混んでいることは以前からわかっていたから可能性がある、ということ。ま、とにかく、少しでも楽に行けるのはありがたい。出国後、サクララウンジへ。今回、昨年新装開店したというサクララウンジANNEXを訪れてみたかったのだけど駄目だと言われた。HPで調べたけど、カード持ってるから大丈夫なはずなんだけどなぁ...？まいいや。というわけで、いつものJGCラウンジへ。der Ownerがまっくんを持っていたので、ネットすべくつなげようとしたのだけど、残念ながらLANケーブルをスーツケースにしまっていた為、使えず。私はマッサージ器をエンジョイ。あぁ、やはり一台欲しいよ。将来絶対買ってやる！ 現在、JALの最新のビジネスクラスには、シェルフラットシートが導入され、フランクフルト線には隔日運行されている。お正月の”ステュワーデス刑事”でその宣伝を見ていたので、試してみたいと思っていた。今回は残念ながら従来型だった。でもいいのさ、広いもの。見たいときに見たい映画も見られるし。しかもMAGICのゲームが新しくなっていた。今回は割と懐かしいゲームでも、飽きの来にくいものになっている。これは嬉しい。いつものごとく、チーフパーサーの方がご丁寧にご挨拶に来てくださった。いつもJALを使ってくれてありがとう、といったような主旨のものなのだけど、毎度思うのだけど、私はそんなに頻繁に使って無いのですよぅ〜。そんな、こんな若造に、すみません、ありがとうございますー。私たちの席はビジネスの中で一番後ろだったのだけど、ふと周りを見回すと他にも浮かれた乗客がいた。どうやらツアーのヒトらしいが、ツアー自体で？ランクアップ？またはそういうツアー？だったのか、とにかく、何人かが写真とってる。嬉しそう。同輩同輩（笑）！ツアーのランクアップってないと思っていたから、びっくり。でもどうやらI'll (JALPAK)のツアー客さん達だったらしい。何となく納得。お食事のサービスは夏仕様。ヘッドレストの布も夏仕様だ。今回の移動は昼から夕方。だから寝ないのが理想だけどさすがに身体持たないから、お昼寝のつもりで少し寝ることにした。いつも眠れないのだけど、がんばってみたら、結構眠れた。気が付くとロシアの山脈を超えていたもんね。これを超えればヨーロッパ。目的地はちかい。 普通より快適に機内を過ごし、ついにフランクフルト空港に到着。あぁ、一年半ぶりのドイツだ。帰国したときは、次に来れるのはきっとものすごく先だと思っていたのに、予想外に早く戻って来れた。体調崩してもうしばらく（ドイツは）無理だろうなと思っていた私をドイツが待っていてくれた、そんな気分。どう変わったかな？変わってないかな？こうやってここに来れるまでに元気になった事に、とても感謝。 とはいっても、現実問題として入国審査はとても混む。本当に混む。嘘じゃなく混む。なので、急いで並ぶ。そして、荷物をさっさととって、取り合えず水を買うことにした。そしたら、空港のキヨスクには日本人のおじいちゃまおばあちゃま集団が列を作っていた。え？我々よりも早くでるツアー客はそういないぞ？かといって帰国客でもなさそうだ。どうやら他の航空機で来た方々だったらしい。買い物一つにも一人じゃ出来なくてガイドさんつき。大変だ。やっとお水を買った後、シャトルバス（小ワゴン車）でNovotel Hoel Frankfrut aieportへ。Novotelといえば、ロンドンに降り立ったときもそうだった。しかもあそこのパスタは激まずだったことをおもいだした。でもここのは普通のドイツの味。まずくはない。そしてどっぷり浸かれて10時には就寝。おやすみなさ〜い。 |